超電磁砲S 第3巻 感想 麦野がマンガより優しそう
2015-06-10 カテゴリ:アニメ タグ:とある科学の超電磁砲、御坂美琴、白井黒子
超電磁砲SのBD第3巻を観た。
第2巻で絶対能力進化(レベル6シフト)実験を知った美琴は、第3巻でこれを阻止するための行動を開始する。寮監の相手は黒子に任せ、夜な夜な外出しては研究施設を破壊して回る。やがて施設の守備と侵入者の確保の為に雇われた「アイテム」との対決に至る。
第3巻に収録の第7話、「お姉さまの力になりたいですの」では、黒子の美琴への思いが描かれる。美琴の不在を唯一知る黒子だが、美琴が何をしているのか、何を抱え込んでいるのかは知らない。だが黒子は心配しながらも詮索はしない。事態の重さを感じつつも美琴の行動を止めることはしない。
初春、佐天、固法らとジャッジメントとしての仕事に従事しながらも、美琴への心配は募る。だが最後の場面で美琴との間にある信頼関係、絆を確認し、全てを美琴に任せて送り出す決心をする。
第8話、「Item(アイテム)」では、ついにアイテムとの対決が始まる。美琴の破壊行動に対抗すべく雇われたのが犯罪グループ「アイテム」。トラップを駆使して待ち構えるフレンダ=セイヴェルンだったが、美琴の強い意志を打ち砕くには至らない。
第9話、「能力追跡(AIMストーカー)」ではアイテムのリーダー格、麦野沈利との対決が始まる。麦野の原子崩し(メルトダウナー)と滝壺理后のAIMストーカーによる探知から逃走し、施設の破壊を優先しようとする美琴。だが、すでに体力は残り少なく危機的状況に陥る。このままやられてしまうのか!? というところで終了。
第2巻で絶望を味わった美琴だが、この第3巻ではその絶望に懸命に立ち向かう。美琴だけでなく布束も。責任を感じた布束は研究施設内部に侵入し、妹達に自我を芽生えさせるプログラムをインストールしようとする。だがこれも直前で絹旗に阻止されてしまう。
やはり最後は美琴ちゃんが何とかするしかない! 麦野を殺せ! と思って見ていたのだが、マンガ版で見た憎たらしい麦野に比べ、アニメ版麦野からは少し柔和な印象を受けた。こんなに優しかったっけ?
ちなみにpixivの麦野イラストで一番のお気に入りはこれだ。
「おいコラァ! 降りろ! お前能力持ってんのか!」
このイラスト見て以来、麦野=谷岡=ヤクザという印象が残ってしまっている。一方通行さんだったらベクトル反転してぶつかってきた多田野、大坊、羽田野が逆に吹っ飛んでいたのだろう。