フィギュア撮影の背景を紙から布に変えてみた

2015-05-28 カテゴリ:カメラ

フィギュアの撮影をするとき、これまでは背景に厚手の紙を使っていた。今回キルミーのフィギュアを撮るにあたって、はじめて布を背景にしてみた。

紙と布では布の方がシワになりやすく、綺麗な色が出にくい。ホコリを落とすのも難しそう。だが今回は、布特有の質感を背景に生かしてみようと思い使ってみた。

当初イメージしていたのはこんな感じ。

Raphaelle_Peale_−_Venus_Rising_From_the_Sea_-_A_Deception

この絵、だいぶ前に本かネットで見たものなんだが、確か風呂場の場面で布が吊ってあったはずなんだよなあって感じで、はっきりとは覚えていなかった。

そこで「still life cloth bathroom」って検索したら出てきた。どうやらラファエル・ピールって人の絵らしい。オランダとかベルギーっぽい感じだが、アメリカ人なんだそうだ。1825年に亡くなっているので作品はPD(public domain)となっている。

今回はこの布の質感をお手本にした。

多分、キャンバス地か帆布がいいんじゃないかと思っていたのだが、これまでの人生で生地屋に行ったことなど一度も無いので、まずは生地を売っている店を探すところからはじめた。

調べたところ、新宿のオカダヤというところが有名らしい。ちょっと遠いが行ってみた。服飾系の学生なんかがよく利用しているらしく、店内はわりと賑わっていた。

どうせだから何色か買っていこうと思っていたのだが、気に入った白の薄手のデニム地がすげえ高かった。1m 2,500円くらいだっただろうか。2m買ったので5,000円くらいになった。こりゃ他の生地は買えんわと思い、それだけで我慢した。

帰ってから早速ライトを当ててみた。ちょっと綺麗すぎる気もするが、まあまあ雰囲気は出ている。

一番良かったのはこの辺の写真だろうか。

キルミーベイベー やすな&ソーニャ

台座はベージュのシンプルな円形。安定感はばっちり。

今度はもうちょっと布を重ねたりシワを付けたりして目立たせてみようと思う。うまく陰影付けられればかなりカッコよくなりそう。