マルチナ・クレスピ(アルター) 写真レビュー
2016-01-25 カテゴリ:フィギュア タグ:アルター、ストライクウィッチーズ、マルチナ・クレスピ
アルターのストライクウィッチーズフィギュアとしては16作目。今回は第504統合戦闘航空団「アルダーウィッチーズ」所属のロマーニャ空軍ウィッチ「マルチナ・クレスピ」、通称「ティナ」が登場だ。あみあみで予約して1月18日に発送案内が来た。受け取ったのは1月23日だけど。
501のメンバーではないので本編ではあまり登場の機会がないのだが、劇場版や、しのづかあつと著のコミック「紅の魔女たち」で見ることができる。コミックによれば一人称は「僕」。ボクッ子だぁ!
最終巻である3巻ではオペレーション・マルスの最後、ラスボスに止めを刺すという大役を担った。この勲功が認められ今回のフィギュア化が実現したのかもしれない。
商品情報
- 名前
- マルチナ・クレスピ(MARTINA CRESPI)
- 原作
- ストライクウィッチーズ劇場版
- メーカー
- ALTER(アルター)
- 価格
- 12,800円(税抜)
- スケール
- 1/8
- 全高
- 約200mm(台座含む)
- 原型・彩色
- DUTCH
- 発売日
- 2016年1月
マルチナ・クレスピ(MARTINA CRESPI)
- 所属
- ロマーニャ公国空軍第4航空団第9航空群第97飛行隊
- 階級
- 曹長
- 身長
- 153cm
- 誕生日
- 9月2日(16歳)
- 使用機材
- G.55S
- 使用武器
- MG42
G.55S 機材諸元(S型)
- 魔動機
- DB605DCM
- 公称呪力
- 1970Mp(緊急時)
- 脚長
- 93.9cm
- 自重
- 極秘
- 最大速度
- 440mph(25000ft・標準的航空歩兵装着時)
くっそデカかったロケブサーニャとかリーネちゃん、ルッキーニに比べると常識的なサイズの箱。替えパーツもなくシンプルな構成となっている。
赤ズボン隊、通称「パンタローニ・ロッシ」の名に違わぬ深紅のズボンが特徴だ。ルッキーニの縞パンといい、戦時にあってもロマーニャの人々はおしゃれに気を使うのだろう。
正面から。ズボンとシャツが同じ赤で統一されている。同じ赤ズボンでもミーナ隊長とは印象が全然違う。
ルッキーニとよく似て脚がすごく長く見える。この写真ではズボンを入れようとした結果、顔の下半分が隠れてしまった。まあズボンが主役だからね。仕方ないね。
詳細は後ほど書くが、このズボンの作りは完璧であろう。今まで数々のズボンを目にしてきたが、これほどの躍動感を感じさせるものはなかった。素晴らしい出来栄えだ。
白、赤、クリームの3色で構成されているのがよく分かる。クリームは黄土色・肌色への広がりを持たせて単調にならないように塗り分けられている。
スピード感を感じさせる構図。MG42のウェザリングがものすごく丁寧で美しい。スベスベした肌の質感との対比が際立つ。
プロペラ音が聞こえてきそうな臨場感溢れる姿勢。そして、この角度で見るとケツ肉の盛り上がりがはっきりわかる。
尻尾の白がズボンの赤とジャケットの黒に挟まれておめでたい雰囲気を醸し出している。それにしてもズボンのフチの造形の繊細さには恐れ入る。神業だろこれ。
髪の生え際の塗り方も非常に精密。
この髪型はサイドテールというやつだろうか。流れるような美しい髪の毛。
今回のお気に入りショット。鋭すぎない目つきと迫力ある構図がポイント。胸元から見えるシャツの細かさも秀逸。
と、ここでストライカーのアップ。ティナのストライカーはG.55S。「97-3」と書かれた機体番号は「第97飛行隊3番機」ということなのかなと思ったんだが、同じロマーニャ空軍所属のフランチェスカ・ルッキーニの機体番号は「84-1」となっている。ルッキーニの所属は第4航空団第10航空群第90飛行隊なのにだ。
どういうことなんだと思って調べたら、ルッキーニのモデルとなったイタリア空軍のフランコ・ルッキーニが最初の頃に配属されたのが第4航空団第10航空群第90飛行隊で、その後、隊長に任命されたのが第84飛行隊なんだそうだ。二つの設定が混在しているような感じなのかもしれない。
ティナ「隊長! 尻マニアが後ろに回り込もうとしているよ!」
ティナ「下から来るぞ! 気を付けろ!」
ティナ「股の真下に潜り込まれた!」
この角度だとブルマのようにも見え、ビビッド・レッド・オペレーションの一色あかねを思い出させる。
ティナ「僕はマルチナ・クレスピだぁああ!」
ティナ「隊長助けてぇええええ!」
と、ここで先ほど触れた、このケツの素晴らしさについて解説したい。
この写真では右のケツと左のケツに挟まれた割れ目の部分のズボンに、斜めのシワが入っているのが分かると思う。なぜこうなるか。それは右脚を上げた姿勢を取っているため、右のケツが脚に伸ばされ下に下がるからだ。
右脚を上げると右のケツ肉が下に伸ばされ、右のケツを抑えつけていたズボンもそれに連動して伸ばされる。左のケツはそのまま残っているので、布は左のケツと右のケツの位置の違いを吸収するように引き伸ばされ、見えているような斜めのシワを作り出すのだ。
逆に左脚を上げたとすると、今度は左のケツが下に下がり、ズボンも追随して伸ばされることになる。右脚を元のポジションに戻すと今度は右上を向いた逆向きのシワが表れるのだ。
私はこのシワの造形を見たとき心底感動した。この動きにはクロスシミュレータで再現するだけの価値がある。
撮影機材
今回の写真ではレンズにAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gを使った。このレンズはF3ぐらいで20cmぐらいの距離だとピントの合う範囲が本当に1cmぐらいしかない。
手ブレとかいう前に姿勢の微妙な揺れでピントが外れてしまうので三脚は必須だと思う。
三脚はSLIK Sprintを使っている。軽くて丈夫でコンパクト。俺が持っているレンズで一番重いAF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VRでもきっちり固定できる。