フィギュア撮影に使うカメラの選び方

2015-01-13 カテゴリ:カメラ

フィギュアの撮影をする際のカメラ選びについて書く。

まず、俺はNikonのデジタル一眼レフ「D5200」を使っている。これの前は、Ricohのコンパクトデジタルカメラ「GX100」を使っていた。このサイトで撮っている写真のうち、比較的古いものはこのGX100で撮ったものだ。

下にそれぞれの撮影例を示す。

デジタル一眼レフでの写真

貧乳だからってバカにしないでよ! ケツはむっちりしてるんだから!

貧乳だからってバカにしないでよ! ケツはむっちりしてるんだから!

コンパクトデジタルでの写真

シャーリーのケツとおっぱいはヴォースゲー!

デジタル一眼レフの方は焦点の合っている範囲がすごく狭いことが分かると思う。この写真では後ろ髪には焦点が合っておらずボケている。

対して、コンパクトデジタルで撮った方は画面全体に渡って焦点が合っている。前後の端は多少ボケているが、デジタル一眼レフに比べるとボケかたは小さい。

この違いはそれぞれの構造の違いによるものだ。構造的に、コンパクトデジタルでは強いボケは出しにくく、デジタル一眼レフではボケのないシャープな写真は撮りにくい。

だから自分の撮りたい写真に合わせてカメラを選定することが重要になる。

デジタル一眼レフは、テーマを絞った主題性のある写真を撮るのに向いている。フィギュアで言えば、顔だけに焦点を合わせて背景はボカすなど、ポートレートのような写真を撮るのが得意だ。

反面、細部を確認するのに使うような説明的な写真は撮りにくい。また、ボケが大きいため、スケールが小さく見えてしまうという問題もある。

コンパクトデジタルは、シャープでハッキリとした写真を撮るのに向いている。フィギュアの箱に印刷されているような写真を見ると、全くボケがないことが分かるだろう。こういう写真を撮るのにコンパクトデジタルは最適だ。

また、ボケが少ないため、対象を実際よりも大きく見せることができる。小型のフィギュアであっても、実際の人間であるかのように見せることもできる。

デジタル一眼レフの高画質は魅力だが、フィギュア撮影に限って言えばコンパクトデジタルの必要性を感じる場面は多いと思う。

高級コンデジというのがベストな選択肢かもしれない。

ちなみに、デジタル一眼レフについて調べていると、よく「DSLR」という単語が出てくるが、この意味するところは「Digital Single Lens Reflex(デジタル・一眼・レンズ・レフレックス)」。つまりデジタル一眼レフのこと。