フィギュア撮影の大敵「ほこり」をどう防ぐか
2015-01-16 カテゴリ:カメラ
フィギュアを撮影したことがある人なら、汚れやほこりを取り除くことの難しさはわかると思う。
フィギュアの写真をダメにする主な要因は、キズ、汚れ、ほこりの3つ。
このうち、キズはもうどうしようもない。大きなものならパテなどで埋めて補修することもできるだろうけど、完全に塞ぐには多分かなりの技術を必要とする。そもそも髪の毛とか細かい部分だと、元々表面がざらついている場合もある。これはそういうものと割り切った方がいいんじゃないだろうか。
汚れについても基本的には同じ。フィギュアの汚れはパーツ同士が触れ合って擦れることによって起きる色移りが一番多い。軽く水拭きすることで取れる場合もあるけど、これも一度色が付いてついてしまうとなかなか取れない。あまり強く擦ると下地が傷つく可能性もある。
しかし、最後のほこりだけは比較的簡単に除去できる。一番確実なのは流水で洗うこと。水よりちょっとぬるめのお湯で流しつつ、手で表面をなでるように洗う。洗う前には当然手を石鹸できれいにしておく。こうすればほこりはなくなる。
洗ったあとはきれいな布で水気をあらかた拭き取り、細かい部分はティッシュでこよりを作って水分を吸い取るようにする。
この状態ではまだ細かい部分に水が残っているので、少し時間を置いてから撮影に入る。
ただし、付着したほこりを取り除いても空気中には当然ほこりがある。撮影直前に再びほこりが付くこともあるので、よーく見直した方がいい。
そして、どれだけ眼をこらして見ても、必ずいくらかのほこりは見逃してしまうものだ。そういうものはもうあきらめてレタッチで消した方がいい。写真はレタッチによって完成するものだ。
汚れやキズも基本的にはレタッチで消す。見落としたほこりもまとめてレタッチする。そうやってきれいな写真を作る。