ギガントマキアのコミックスが7月29日に発売されたので買った。
ギガントマキアは、「ベルセルク」の三浦建太郎が連載を中断して書き始めた作品だ。出自は板垣恵介の「ピクル」に近いかもしれない。
スマン! どうしても描きたいヤツに出遭っちまった!
7話だけ付き合ってくれ!
ピクルは後に範馬刃牙に登場するのだが、ギガントマキアの世界がベルセルクと直接関わることは無さそうだ。
■漫画版「風の谷のナウシカ」のような絵柄と世界
読んでいくほどに漫画版「風の谷のナウシカ」を思い起こさせられた。こういう言い方は失礼かもしれないが、とても良く似ていると思う。
巨人の存在やスカラベ族の描かれ方に、ナウシカのオーマや土鬼の面影を感じる。
ただし、その内容はナウシカよりも軽くて読みやすい。
主人公の泥労守(デロス)は、ガチムチになったロデリックといった風貌の男。性格は純朴で素直。
そのデロスを導くのが風炉芽(プロメ)という妖精のような少女。ベルセルクで言うとイバレラやパックのような存在だが、新生鷹の団のソーニャのような不思議な雰囲気もある。
純朴なデロスとプロメの陽気なやり取りには、ナウシカほどの悲惨さや深刻さを感じない。
■幼女飲尿プロレス漫画
2chで感想を見たら「幼女飲尿プロレス漫画」と言っている人がいて、我が意を得たり、と感じた。
三浦建太郎は一級の幼女絵師になりつつあるように思う。プロメのあのギミックにはド変態としか言いようがない。
連載を中断して描いたということは、幼女飲尿プロレス漫画を心底描きたかったということだと思う。
三浦建太郎先生には是非、この路線で精進し、不撓不屈の精神で技を研鑽してもらいたい。
そして願わくば、ベルセルクにシールケをバンバン登場させてほしい。